特定技能とは、日本の人手不足が深刻な産業分野で外国人が働けるように設けられた在留資格の一つです。特定技能には「1号」と「2号」の2種類があります。
1. 特定技能1号
• 対象分野: 12分野（介護、外食業、建設、農業、宿泊業など）
• 在留期間: 最長5年（更新可能だが、家族の帯同は不可）
• 技能レベル: 試験に合格、または技能実習2号を修了すれば取得可能
• 日本語能力: 業務に必要なレベル（N4相当以上）
2. 特定技能2号
• 対象分野: 2分野（建設、造船・舶用工業）※今後増える可能性あり
• 在留期間: 更新可能で、事実上の無期限滞在が可能
• 技能レベル: 高度な技能試験に合格する必要あり
• 日本語能力: 特に規定なし
• 家族の帯同: 可能
特定技能で働くための流れ
1. 特定技能の試験を受ける（技能試験＋日本語試験）
2. 企業とマッチング（求人に応募し、面接などを受ける）
3. 在留資格の申請・取得
4. 日本で就労開始
メリット・デメリット
メリット
• 比較的簡単に日本で働ける（特に技能実習生からの移行が容易）
• 需要が高い業界で働けるため、雇用の安定性が高い
• 2号に移行すれば、長期滞在や家族帯同も可能
デメリット
• 1号では家族を連れて来られない
• 在留期間に制限がある（1号は最長5年）
• 業種が限られている